IT業界にはスタートアップ企業やベンチャー企業が多くあります。会社により特色は変わりますが、一般的にはスタートアップ企業やベンチャー企業は、小さい会社であり、創業年数が少ないという特徴があります。創業の社長がいるため、社長の色がでやすいという風潮があり、社員が少ない傾向があるためアットホームな環境で過ごすことができます。

そんなスタートアップ企業やベンチャー企業でエンジニアが実務経験をつむメリットは、社員ひとりひとりの裁量権が大きいということです。社員が少ない分だけ仕事量が増えますが、自分の考えで仕事を動かすことができます。スピード感があるため、すぐれた案を出した場合、裁可を仰ぐひとが少ない分、すぐに採用されます。一般的なIT企業であれば、案を通すまで、多くのひとに裁可を仰ぐ必要があり、いつまでたっても案が採用されないというケースも多いです。スタートアップ企業やベンチャー企業であれば、組織化していないのでスムーズに社長にまで案が通り、OKされたら即採用という流れになります。

また多くの仕事に関われるという魅力もあります。一般的な企業では作業の一部にしか関われないことが多く、全体を知ることはできません。一方、スタートアップ企業やベンチャー企業なら、提案から要件定義、開発、保守までのすべての工程に参加することが可能です。エンジニアの仕事のすべてを経験することで、順調にスキルアップでき、自分の市場価値を高めていくことができます。